孤独はいつも貴方のそばに
どうもこんばんは。空峯 千代です。
まだ5月半ばなのに昼はなかなかにお天気で、それでいて夜は打って変わってひんやりしてる。夏の夜みたいで私としては好ましい限りですね。
さて。今回のテーマは""孤独""です。
まあ、あんまり良いイメージは持たないでしょうね。寂しいのは嫌だし。
特に今は世が世ですから。余計に憎らしいでしょう。
でも案外みんなが思ってるより孤独って素晴らしいよ。
永久の孤独は悲しいかもしれない。つらいかもしれない。淋しいかもしれない。
けどね、孤独って貴方に寄り添ってくれる優しい存在だよ。
夜はトクベツな時間
一時、夜が怖かった。
眠れなくて考え事をしてしまう時、夜は敵だった。
「明日の私はどうすればいいんだろう」「今の私はどうなんだろう」「過去の私はどうすればよかったんだろう」。
考え始めればキリがなくて。ドラッグストアの薬やアルコールで睡眠時間をコントロールすることもあった。
数日前までショートスリープ気味だったし。
最近は夜が好き。
夜のおさんぽは静かで、眩しくなくて、昼の世界とは違う側面がある。
夜の道を1人でしんしんと歩いていると、涼やかな風が心地よくて、背筋がスラリとした日本刀のように伸びて、凛とした気持ちになる。
音楽を聴きながら歩くのも大好き。
タラチオさんのグラーヴェにある口笛の部分。夜に歩きながら聴くと世界が違って見える。
他には、帝国少女、愛及屋烏、不和り、孤独の宗教、怪物さん、幽霊東京...etc。
いくらでも夜に似合う曲がある。夜と音楽と孤独は親和性があるからね。それぞれ相性がいいんだ。
夜の散歩中、歩を進めながらこう考える。
「人と関わる苦しさと人と関わらない苦しさ、どちらの方が楽なんだろう」と。
答えは簡単。どっちも楽じゃない。
肩がぶつかろうと触れ合おうと
人と関わるのは苦しいよ。
人はいつだって誰かを傷付けて生きてる。直接的であれ間接的であれ、幸せは誰かの不幸の上で成り立っているのだ。
己が幸せになるということは、その分誰かを傷つけているということ。それが幸せの重みである。
ましてや、その誰かが貴方にとって大切な誰かだとすればどうだろう?
………想像するにかたくないね。
重りを背負って生きるのはしんどい。言うまでもなく当たり前のこと。
人と関わらないのはしんどいよ。
人はいつだって支え合って生きてる。どんな形であれ、私たちの生活はどこかのだれかのお陰で成り立っているのだ。
1人でなんでもこなして、1人で自分を褒めて支えて、そして1人で消えていく。誰かを傷付ける不安のない分、酷く楽だろうね。
しかし、もはやそれは""1人""ではなく""独り""だ。
さらに言うと人間は弱い生き物だから。肉体的にも精神的にもキャパシティがある。それを超えれば消えるしか道がなくなる。
いつ消えてしまうかわからない現状に押し潰されそうになりながら生きるのはしんどい。これも考えなくてもわかることだ。
じゃあ、どうすればいいか。
間を取って生きればいい。人につかず離れず、50:50でバランスよく生きていけばいい。
口で言うのは簡単だけれど、実際にこれが難しい。
.........全人類これが出来ていれば争いなんてないだろうからね。
周りに頼ることも必要だろう。じゃないと、潰れちゃうし。
弱っちく誰かに「たすけて!」を叫ぶ瞬間は下手なプライドよりもよっぽど大事。
ただ、人と密接すぎるのもよくない。
人生相談をしたことのある人たちにアンケートを取れば、おそらく相談内容NO.1項目は十中八九「人間関係」だろう。
それだけ人と関わるのはストレスになりやすい。相手が「好き」であれ「嫌い」であれ、人との距離で心がすり減っていくことなんてザラだからね。
そういう時に貴方の味方をしてくれる存在が""孤独""なんだよ。
""孤独""はいつも貴方の傍に
""孤独""は考える時間をくれる。
あなたの気持ちに寄り添ってくれる。
あなたの存在を否定せずにただ傍にいてくれる。
あなたが煩わしく感じる敵達から身を隠し守ってくれる。
そう、貴方の見方次第で""孤独""はずっと味方である。
孤独と一緒にいることに飽きてしまったり疲れてしまったりしたら、また周りの人達と仲良くすればいいよ。
また傍にいて欲しくなったら、いつでも貴方に応えてくれるからね。それくらい寛容な存在なんだ。とっても素敵でしょ?
今にも消えてしまいそうな貴方へ。
誰かを必要とした時に名前を呼べる「誰か」がいなければ""孤独""を呼ぶといいよ。
いつでも貴方の力になってくれるからね。