掃き溜めのコルクボード

「好き」を言葉に

大好きだった冬を嫌いになった日

春夏秋冬の中でも冬は好き。


寒い日に飲むホットコーヒーは格別で、家で過ごす時間をもっと好きになれて、冬休みも誕生日もクリスマスも大晦日も。1年がまっさらに還るお正月も大好き。


これは、私が冬を嫌いになるきっかけ。
これからの人生において絶対に忘れない。忘れられない出来事の記録。


2018/12/3.

あとわずかな命だと思って生きてみる。
悔いのないように行動すること。
他人を思いやることを忘れないように。
Tが好きなら大切にする。想いながら相手も自分も大事にすること。


2018/12/10.

そろそろ真剣に死ぬまでにやりたいことのリストを作っておくことにする。

・コンタクトに挑戦する
・公園に行きたい
・先生に本を返す
・カラオケで歌いたい
・ペペロンチーノ リベンジ
・部屋の片付け 要らないものは捨てておく
・(叶うなら)Aさんとお話したい
・本棚の整理
・カトルカール作り (余った苺 入)


2018/12/16.

昨日の通話はダメだった。色々やらかした。
「赤」「緑」主体の画像を送るのはやめよう。
自分ばっかり話しすぎない。1つの話題を膨らませるように。
「話すべきじゃない」ものは避けよう。
それから12:30くらいにLINEするのはやめよう。
朝夕ならLINEできる。たまに朝のLINEが返ってこなくても電話せずに待とう。


2018/12/19.

しばらく帽子を被っていないとどうしようもないくらい毛を抜いてしまった。
涙は出るけど、何をする気も起こらない。
忘れてしまうことも考えたけれど、それもできない。
もう時間がない。それでもどうしたらいいかわからない。どうしよう。


興味がない、どうでも良さそうな声で話されるとつらい。悲しい。
私から頼めば通話してくれて、「おめでとう」も言ってもらえたけど、きっと何もしなかったら言ってくれなかった。
誰よりも祝って欲しい相手だったけど、誕生日もどうでもよかったんじゃないかと思う。
最後の手段に出たとして、もし私の行く末を知ったとしてもどうでもいいと思われていそうでどうしようもない。
もう何かと戦うのに疲れた。
何だっていいから許されたい。


2018/12/24.

意を決して神奈川へ行くことにした。
こうでもしないと腹を割って話せないから仕方ない。
今までバイトで貯めたお金をほとんど卸してプレゼントと飛行機代に代えている自分は滅法バカだと思う。
ただ、そこまで突飛な行動に出る程追い詰められていることも否めない。もう時間がない。
この1ヶ月近くの時間、ずっと感情が安定しなかった。
平穏な心持ちでいられたのは、ほんのわずかだった。
今月は胸が苦しくて、涙が出てごまかしのために煙を吸う日ばかりだった。
最後くらいは、楽しみながら残りの時間を過ごしたい。
そうでないと、あんまりに惜しい人生だと思うから。
せめて後悔の残らないよう、精一杯明るくやり遂げたい。
やりたいことはやり終えたから、もう顔を見て話が出来ればそれでいいと思える。
自分の命に執着はないけれど、友達や家族を残して消えることだけ申し訳なく思う。
いつまででも自分勝手でごめん。ありがとう。


2018/12/25. クリスマス

予定どおり今日死ぬことにした。
結局大事にできなくて傷つけた。
少しずつでも「今日はこれに挑戦した」「こんなこと頑張った」って伝えればよかった。
ずっと1人で抱えて何も期待しなかった。
死ぬなら1日を精一杯生きようって頑張ったんだ。
そしたら周りに優しくできた。困ってる人を助けられた。
サークルにも決着つけられたし、バイトも後輩を助けながらちょっとずつ仕事も覚えられた。
ずっと頑張ってたんだ。これでも。


変化は少しでもしてたつもりなんだ。
少しずつ新しいことに挑戦して頑張った。
伝える努力をすればよかった。
こんなに大好きなのに大事にできなかった。
せめて迷惑を掛けるのはこれで終わりにしよう。


身勝手に死ぬ自分を恥だと思う。
生き続ける自分はもっと恥だと思う。
何者にもなれないならせめて20歳で幕を閉じよう。
色々なことがあったけれど幸せだった。
私のことを幸せにしてくれたみんな、ありがとう。
せめてみんなは幸せに過ごせますように。