どこかのだれかにとって大切な人たちへのお願い
皆様お元気でしょうか。
2020年4月5日現在。新型コロナウイルスの猛威は未だ衰えず、未来の不透明さに日々不安を抱えて過ごしているのではないでしょうか。
首都圏から地方に至るまで感染者は次第に増えていく一方、終息の目処が経たないまま時間だけが過ぎていきます。
先日、私の暮らす高松市でも大西市長からとうとう外出自粛要請が出ました。
世界情勢や東京都の感染者数拡大、香川県で感染者が2名報道されている実態を鑑みれば懸命な判断と言って良いでしょう。
しかしながら、未だ事の重大さに気が付かずに普段通りの生活を送っている人々も散見されます。
飲食店の時間短縮営業やテレワークに時差通勤など、すでに生活の一部が変わっているのに気づかないのでしょうか?
「私には関係ない」「私は感染しない」と考えている人があまりにも多いです。
SNSで「友達と集まりお花見へ行った」「飲み会に行ってきた」等、平然と投稿されていることが私は悲しくてたまりません。
そして今回はこの記事を読んでいる、画面の向こうのあなたにお願いがあるのです。
私が今回記事を書くきっかけとなったのはSNS上で知り合った広島県在住の男の子でした。
現在、広島県では新型コロナウイルス感染者が14人報道されています。
しかし、彼の通う高校は予定通りの4月上旬に授業再開だそうです。
続々と感染予防のための授業再開延期を行使する学校が多い実情で。
教室に生徒が40人、手を伸ばせば届く距離の机同士。
『「3密」を避けて』などと言っても教室の広さには限界があり、学生同士の接触を避けられる環境を望むのは難しいのが現実です。
何も学校内だけの話ではありません。
学校へ行くまでの通学路、公共交通機関のバスや電車内で人混みを避けられず感染するリスクは?
もし通学して感染してしまったら「濃厚接触」している友達や家族は?
10代の少年少女が意図せず周囲に迷惑を掛けてしまった場合に責任を求められますか?その責任の所在は学校へ行った生徒たちにあるのですか?
私は甚だ疑問です。
そこで皆さんにお願いがあるのです。
下記のサイトは広島県の公立高校が授業再開延期になるよう署名を求めています。
1人でも多くの方の協力が必要です。
どうかあなたの手を貸してください。
今、日本中で誰もが暗いムードに包まれています。
こんな時だからこそ「だれかにとっての大切な人が苦しんでいる」「自身にも不幸があるかもしれない」と想像力をはたらかせてみませんか?
ニュースで流れる「感染者1名」はどこかのだれかにとってかけがえのない1人です。
あなたにとって大切な人の不幸を阻みたいのであれば、周囲の不幸から取り払っていくことが求められるのではないでしょうか。
何卒ご協力お願いします。
1日でも早く私たちの日本に光が戻ってきますように。